留学や多様な仲間との
出会いで国際感覚を
磨き、世界へ

掲載日 2018/3/19
No.01
国際政治経済学部
国際コミュニケーション学科 4年
近藤 咲子
SAKIKO KONDO

OVERVIEW

大学での学びのフィールドは、
インターンシップや海外留学を通じて
世界中に広がっています。
青山学院大学でグローバルな発想と
思考を養い、世界で活躍する人材へと
成長している学生・卒業生を紹介します。

英語講義をきっかけに
国際政治学に方向転換

高校時代から異文化交流に関心があったため、異文化間のコミュニケーションについて学べる、国際政治経済学部の国際コミュニケーション学科を選びました。入学後、2年次まではコミュニケーション学に関連する言語学や社会学、コミュニケーションの技術など、異なる文化の人と接する手法についてケーススタディを中心に学んでいました。また、もともと留学したいと考えていたので、英語で学ぶ力を身につけるため、2年次から“国際政治経済に関する専門科目を英語で学ぶ”英語主プログラムであるGlobal Studies Program(GSP)を選択し、専門科目を英語講義で学び始めました。

英語開講の科目には政治学や経済学の科目も多くあり、興味があったグローバル・ガバナンスまたはインターナショナル・ポリティクス(国際政治)などの授業を履修していたのですが、日本の政治をアメリカ人の先生に英語で教わる、といったクロスカルチュラルな学び方が面白かったですね。講義を通じて政治学分野の学問に触れていくうちに、自分の興味分野が、国際政治の領域にまで膨らんでいることに気がつきました。留学へのステップアップとして受けた英語講義でしたが、自分が本当に学びたいことを見定める転機になったのは、予想外の収穫だったと思います。

この転機を経て、3年次からは国際政治学の分野に学びをシフトし、押村高教授のゼミへ進みました。ゼミでは、国籍、宗教、民族など多様なアイデンティティと国際政治の関連性を研究しています。政治に留まらず、世界中のあらゆる出来事を扱う教授の授業は、学問的な視野を広げる上で大きな刺激になりました。また、ゼミ仲間は、帰国子女の日本人学生など、アイデンティティが多様で個性的なメンバーばかり。「自分は何者か」というアイデンティティの問題を自分事としてとらえている人が多く、ゼミで国籍をテーマに取り上げた際も、「二重国籍が認められないのは面倒」「どちらの国籍のパスポートが有利か」といった議論を、実体験として語っていたのが印象的でした。ゼミでの体験を通して、「日本で生まれ育った日本人」である自分の考えが“当たり前”だと思うのは大間違いだということに気づき、グローバルな視点から物事を考えることができるようになったと思います。

英ケント大へ留学し、
政治の根底にある
理論を学ぶ

ゼミでの学びを通じて「クールジャパン戦略」などの文化外交政策への興味が高まり、3年次後期から、国際政治学研究で有名なイギリスのケント大学に留学しました。当初、留学中は外交政策を勉強しようと考えていたのですが、学びを進めるうちに、外交や選挙といった「政治行動」の根底にある、哲学や政治思想の面白さに興味を持つようになりました。

ヨーロッパの大学では、政治学を学ぶ学生は、ギリシャ哲学を入口として体系的に政治を学んでいきます。哲学を学びたいとは考えていなかった私も、「自由とは何か」といった根源的な問い、プラトンとアリストテレスの思想など、哲学や思想に関わるさまざまな授業を履修した結果、次第にその面白さに引き付けられていきました。学んだ政治思想を土台に思考を深めるうちに、基礎となる理論を学ばずに実践は理解できないと考えるようになり、政治思想を中心に学びを進めることにしました。留学先での学びが転機となって、帰国後に取り組む卒業論文のテーマも、政治思想に結びつき、ナショナリズムに焦点を当てた研究に決めました。

イギリスでは、大学の寮で9人の学生と共同生活をしていました。一緒だったのは、中東系イギリス人、インド系スイス人、ボツワナ人など、ゼミ以上に多様なルーツを持つ仲間たち。彼らと暮らしてみて感じたのは、突き詰めればみんな同じ「人間」だということです。食や生活習慣など、細部に文化差は表れますが、同じことで喜ぶし、ごみを捨てなければみんな嫌がります。人としてのベースとなる部分は、不思議とみんな同じなのだな、と気づきました。異文化交流について、コミュニケーション学では「それぞれの文化がどれだけ違うか」を学びましたが、留学生活では「違っても通じ合える」ことを学べたと思います。

留学中の試験は、エッセイの提出と小論文テストの両方を課される科目が多く、ライティングには手を焼きました。寮で一緒だったイタリア人の女の子が同じ政治コースに所属していたので、二人で励まし合いながら勉強していました。結果的に上位の成績を修めることができたのですが、それも彼女と切磋琢磨したおかげですね。留学中は、自分から積極的にクラスのディスカッションに加わり、難しそうな授業もひるまずに履修しました。何事にも主体的に取り組むことで、友人も増え、学びの面でも成長できたと実感しています。

国連機関で
インターンを経験し
ジャーナリストを目指す

留学経験を通して、大学院進学、国際機関の職員など、グローバルに活躍できる進路を意識するようになりました。留学から帰国したのは4年次の6月。後期の授業が始まる9月まで時間があり、その間に何かにチャレンジしようと考え、英語力や政治学の知識が活かせる国際連合広報センター(UNIC)でのインターンシップに参加しました。

インターンシップでは、国連に関する新聞記事の収集やイベント・会議の補佐、国連大学ビルを見学する中高生の案内など、さまざまな仕事を経験し、広報の大切さを実感することができました。国際機関の内部で働いたことで、雲の上の存在のようなイメージだった国連職員の方々が、私たちに身近な仕事も手がけていることも知りました。職員の方に代わって電話やメールの対応をする機会も多く、大学卒業前に社会を経験する意味でも有意義だったと思います。

国際コミュニケーション学科に所属しながら、政治学科の授業を履修し、国際政治学のゼミに入り、学内の英語講義とIELTS対策講座で英語力を高めてから留学するなど、4年間を振り返ると、本当に多様な学びの経験を積むことができました。外国語教育が充実し、政治、経済、コミュニケーションを横断的に学べる青山学院大学の国際政治経済学部だったからこそ、充実した4年間を送ることができたのだと思います。

卒業後は英国の大学院への進学が決定しています。将来の目標は、国際的に活躍するジャーナリストになること。国際機関の職員も選択肢の一つとして検討しています。どこにいても、どんな仕事でも、青山学院大学で培った国際感覚を失わずに世界と向き合っていきたいと考えています。

インターンシップの1日

  1. AM 9:30

    日本の主要新聞と英字新聞の朝刊計7紙を読んで国連に関連する記事をピックアップし、コピーして職員に配る

  2. AM 11:00

    職員の業務をサポートし、メールへの返信や電話対応。外務省などへ書類を届けに外出することも。

  3. PM 0:30

    1時間の昼休憩。「インターンシップ先が大学のすぐ向かい側なので、学食でランチを取ることもありました」(近藤さん)

  4. PM 2:00

    見学に来た修学旅行生に国連大学内を案内。1時間半ほどカンファレンスホールなどの施設を案内し、UNICを紹介する。

  5. PM 4:00

    朝刊同様、夕刊に掲載された国連関連の記事をピックアップして職員に配る。5:30に退勤。

インタビュー動画

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在籍している学科

国際政治経済学部
国際コミュニケーション学科

国際コミュニケーション学科は、多様化・複雑化する国際社会の動向を、主に「言語」、「地域文化・比較文化」、「コミュニケーション」の3つの視点から研究・教育し、将来、国際的に活躍できる人材を育てることをめざす学科です

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