生活インフラを整え、
便利で豊かな暮らしへ導ける仕事に就く

掲載日 2020/09/10
No.31
地球社会共生学部
地球社会共生学科4年
斎藤 瑠依
SAITO Rui

OVERTURE

本学の進路・就職支援は、1・2年次の早期から3・4年次の就職活動本格時期まで、一貫したサポートを行っています。働くことの意義を理解し、自分に合ったキャリア形成に向け、具体的な準備や行動ができるようサポートしていきます。
4年間でステップアップし、JFE商事株式会社への内定を決めた学生をご紹介します。

将来イメージを描くきっかけとなった出来事を教えてください。

2年次にタイへ留学した際、現地の不十分な生活状況を目の当たりにし、その改善に携わり、人々の生活を便利で豊かにしたいと思いました。そのためには現地のニーズに100%合ったモノやサービスを提供する必要性を実感し、商社でなら成し遂げたい夢を実現できると思い志望しました。

これからの生き方に大きな影響をもたらしたと思われる
大学生活でのトピックをあげるとしたらどのようなことですか?

留学中に日本人駐在員たちで結成された野球チームに参加しましたが、グラウンドや道具の手配など、練習するにもひと苦労でした。当たり前のように野球ができる日本との環境の違いに愕然としたのです。また、社会人の方々と共に過ごすことで、社会人としてのマナーはもちろん、さまざまな職種の方たちが海外だからと意識するのでなく、自分の仕事に真摯に向き合い、成果を上げる姿に刺激を受けました。それらの出来事で、視野が広がり、多くの選択肢の中から進路を選ぶことができました。

大学生活を通じて成長できたと思うことはなんですか?

「自ら考えて行動する」ことです。どうしたら希望の留学先に行けるのか、現地大学の授業内容を理解できるのか、タイで野球ができるのか、部活動では指導者がいない中、どうしたら自分の能力を上げ、チームも強くなれるのかと、常に自分で考えて行動できたと思います。就職活動の際も、自分の行きたい業界、職種に就くために何が必要か考え行動することで、自分の納得のいく形の就職活動につなげることができました。

目標を達成させるために必要だと思われることと、
今後の夢や抱負はなんですか?

自分に軸をもつことが大切だと思います。私の軸は「信頼」でした。人と人をつなぐためにも、生活状況を変えるためにも必要なことだと信じています。国を超えて人と人が信頼で結ばれる社会にするための一助となりたいです。将来は途上国に限らず、人々の生活を豊かにできるようなビジネスに携わることができたらと思っています。

※所属学部・学年は、2019年度取材当時の表記です。

私の成長のステップ

1年次は、タマサート大学(タイ)への学部留学をめざし、英語学習や高いGPA の取得に励んでいました。また、準硬式野球部に入部し、野球にも打ち込む毎日でした。

2年次は学部留学でタイへ。現地学生たちと一緒にビジネス学を英語講義で学び、さらに実際に事業を立ち上げ、学生向けにデザインした帽子を製造、販売し利益を生みました。中学時代に中国でお世話になった方と偶然にも同じ野球チームで再会!野球を通して人との縁も強く感じました。

3年次に帰国後、部活動に復帰。最後のリーグ戦では、約12年ぶりの東都リーグ2部優勝、1部昇格という結果を残すことができました。学生のみの運営で組織管理を行っていたので、練習や試合でのプレーなどはもちろん、チーム全体のことまで考えて行動するようになりました。

4年次の現在は、タイで生活し、実感した途上国の社会的課題解決に向けて、日本企業ができることを卒業論文で研究中です。趣味の登山やキャンプ、長期海外旅行を満喫する一方で、仕事に備えて簿記の勉強やTOEIC®の勉強、ビジネス書などの読書にも励んでいます。

※Grade Point Average

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