幅広く学べる化学・生命科学科で新たな知的好奇心と出会う

掲載日 2021/8/24
No.94
理工学部
化学・生命科学科
女屋 祐奈 / 野田 直輝
  • 化学と生物の知識を土台に
    遺伝子の未知の機能を
    追究する

    理工学部
    化学・生命科学科 4年
    女屋 祐奈

OVERVIEW

高校生の時に参加したオープンキャパスで、キャンパスの風景やチャペルの美しさに惹かれて入学したという女屋さん。ゲノム編集を学ぶバイオテクノロジーの授業をきっかけに遺伝子編集に興味をもち、現在は分子遺伝学を専攻。酵母菌や大腸菌などの遺伝子編集を通して、新たな機能を見出す研究をしています。1年次から学んでいる化学と生物の知識を土台に、研究に打ち込む日々を過ごす女屋さんにお話を聞きました。

インタビュー動画

  • 化学の高い知識と
    積み重ねた経験を生かし
    製品開発を通して社会
    に貢献する

    理工学部
    化学・生命科学科4年(2020年度取材当時)
    野田 直輝
    愛知県・名古屋市立向陽高等学校出身

OVERTURE

化学・生命科学科の学びは、専門性を深めるだけでなく、多岐にわたる学問分野にふれることで新たな知的好奇心との出会いを創出します。自らの興味関心を追求し、研究に打ち込んだ野田直輝さん。4年間の学びで気づいたこと、今後の展望についてお話いただきました。

化学への好奇心を高め、磨いてくれる環境が魅力

未解明の現象を解き明かすなかで、予測を大きく覆すような新たな発見や考察が生まれることに化学の面白さを感じ、専門的な学びを深めるため化学・生命科学科に進学しました。化学の学びと合わせて生命科学の分野についても理解を深めることができるのは本学科ならではです。多岐にわたる分野を学べることや、さまざまな実験や研究を通して社会で求められる問題解決能力や論理的思考力が鍛えられたことに、本学科を選んで良かったと日々実感しています。
化学に対する好奇心を掻き立てる授業に加えて、新しい分野への興味を引き出してくれる学びがあることも本学科の魅力です。 「ドイツ語圏の社会と文化A」の授業では、今まであまり目を向けていなかった、ドイツ等の社会や文化を知る面白さに気づくことができました。ドイツの地理的な条件や食文化などを通して、国民性や文化の理解を図るなかで、関連する映画や番組を鑑賞しました。東西ドイツ再統一に関して「ベルリンの壁」を題材にした映画を観たこともあります。その後で映像内の疑問や印象に残った点について教員と学生が意見を交わします。映像によりドイツの街並みや文化の具体的なイメージが醸成され、さらに多様な意見にふれることで文化が生まれた歴史背景にまで理解を深めることができました。また、課題レポートでは自ら決めたテーマについて調査しました。文献の引用やレポートの構成方法なども先生に丁寧に指導していただき、文章を構成する力や論理的に展開する力が磨かれ、今後につながる学びができたと思います。
他にも、本学科の学びにおいて社会で生かせる力が身に付いたと感じることは多々あります。例えば、「化学基礎実験」や 「物質分析化学実験」などの授業で行った多種多様な実験では、実験準備や文献調査の方法を習得しました。また、学科独自の英語の授業ではネイティブ・スピーカーの先生方から教わることもでき、コミュニケーション能力が格段に向上しました。授業では海外の文化や日本との違いに触れる題材を取り上げることも多く、国際感覚を養うことができました。

多様な視点の先に、新しい発見がある

専門科目のなかで特に興味をもって取り組んだのは、固体化学や結晶化学の基礎を学ぶ「無機化学D」の授業です。結晶構造についてさまざまな型の構造があることは理解していましたが、それらを分類するための法則やルールについてなど、さらに知識を深めたいと思い、受講しました。この講義では新しい公式や考え方を覚えるだけではなく、今持っている知識をもとに今までと少し違った見方をしてみたり、アプローチ方法を工夫してみたり、その積み重ねにより新たな学びを得ることができました。そこに学びの面白さも実感しました。視点を変えて物事を見る、考えることの大切さに気づけたことは、4年次から本格的に始まった研究を進めるうえでも大変役に立ちました。
私は現在、 重里有三先生の先端無機薄膜研究室に所属し、「アモルファスAl2O3およびAl2O3系複合酸化物薄膜の熱物性解析」を研究テーマに原子が不規則に配列したアモルファス構造の酸化アルミニウムやその複合酸化物の薄膜を使用して、より広範囲の熱伝導制御をめざしています。アモルファス材料における熱伝導機構は未だに解明されていないことが多い分野であり、興味が尽きることはありません。研究を進めるなかで実験効率を高めるため、一部の条件を修正すると他の部分で問題が発生することが多々あります。それらの原因追究やさらなる好条件の発見は容易ではなく、異なるアプローチが求められる場面もありました。そのようなときは、視点を変えることを再度意識し、あらゆる方向に考えを巡らせるようにしています。問題解決に向けて取り組んだ軌跡は自分ならではの力となり、社会でも発揮されるはずです。

さらに高度な学びに挑み、社会に貢献する

研究室で過ごした1年で専門性が高まったことはもちろん、自身の研究における責任感も育まれました。先生や先輩方にアドバイスをいただくことはありますが、自分自身で計画を立てて動かなければ研究活動は進みません。この4年間で培った論理的思考力やコミュニケーション能力、研究を通じて磨いた専門性や責任感をもち、私は今後大学院に進学し、さらに高度な学びに足を踏み入れます。そして将来は、自分の知識やスキルを最大限に活用し、社会に役立つ製品を開発したいと思っています。

※登場する人物の在籍年次や役職、活動内容等は取材時のものです。
※各科目のリンク先「講義内容詳細」は掲載年度(2021年度)のものです。

在籍している学部・学科

理工学部 化学・生命科学科

理工学部は、数学、物理、化学といったサイエンスと、テクノロジーの基礎から最先端を学ぶ環境を整備しています。国際レベルの研究に取り組む教員のもと、最新設備を駆使した実験、演習、研究活動の場を提供するとともに、独自の英語教育を全7学科統一で実施。未来志向のカリキュラムにより、一人一人の夢と可能性を大きく広げます。
化学・生命科学科では、有機化学、無機化学、分析化学、物理科学、生命科学の5分野について学びを深めます。先端の研究設備を用いて行う実験・実習や多彩な講義を通じて、研究者や技術者に必要な専門的知識・技術・手法を習得。有機EL照明をはじめとする工業化学や新しい遺伝子関連のバイオテクノロジーなど、最新分野にアプローチできます。

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