研究環境が整う
機械創造工学科で
見つけた将来の目標

掲載日 2021/9/17
No.101
理工学部
機械創造工学科
小島 有紀子/上野 慧
  • 将来の目標を見い出せた
    「医工学」の
    研究に没頭した4年間

    理工学部
    機械創造工学科 4年(2020年度取材当時)
    小島 有紀子

OVERTURE

自らの興味関心をとことん追求できる環境がある機械創造工学科。機械工学のなかでも特に「医工学」に興味をもち、研究を続けた小島有紀子さんの学びと今後の目標についてお話を聞きました。

社会とのつながりをイメージできる学び

小学生の頃、何度か訪れた工場見学で機械に対して興味を抱き、いつか自分で作ってみたいと思うようになり、機械創造工学科への入学を決めました。
学びを進めるにつれて、工学の技術が私たちの生活の身近なところで活用されていることを実感するようになりました。例えば、冷暖房の熱効率を上げる方法や、飛行機の部品の劣化を見抜く検査方法など、授業では工学の身近な活用例の数々を教えていただきました。今学んでいる知識が社会の中でどのように役立つのかを具体的にイメージできたことは、学びのモチベーションに繋がったと思います。さらに高い志をもった友人が周りに多くいたことも、学びの意欲を高く持ち続けられた理由の一つです。

一緒に課題に取り組み、時には励まし合って共に成長しています。また、学部や学科に関係なく幅広い分野を学ぶ、全学共通教育システム「青山スタンダード」の科目も専門的な学びの土台づくりとして役に立ちます。なかでも印象に残っているのは 「科学・技術の視点(総合科目)」です。この授業では、実験を交えながら色の種類やヒトが色をどう認識するかなどを学びました。「色」という身近な存在でありながら、自然科学の目を通して色を捉えるというプロセスを体験することによって、その奥深さまで知ることができて大変興味深いものでした。

興味のある「医工学」を追究できる環境

2・3年次には、研究活動の進め方を知りたいと思い、1年を通して一つの研究テーマに取り組む「ラボ・ワーク」の授業を履修しました。特に医工学に関心のあった私は、冷却ジェルシートの冷却性能評価やパワーアシスト機構の製作と評価に挑戦しました。先生や先輩方にアドバイスをいただきながら研究に打ち込む日々、全てが順調に進んだわけではありませんが、試行錯誤を重ねたなかで得るものはたくさんありました。
「ラボ・ワーク」での経験を生かし、現在は所属する麓耕二先生の研究室で医療用カテーテルの形状と血流との関係について研究しています。将来的には血栓などの発生リスクを下げ、高効率な熱伝達が行える形状を提案したいと思っています。

研究活動のなかで数値計算を行う時、まずは計算に用いる条件を論文等で調べる必要があります。条件の値を見つけても、知識が足りずにその値が適切だと判断するのが難しいこともあり、苦労は絶えませんが、求めていた条件を発見していく過程に楽しさややりがいを見出しています。今後も「このまま進めても大丈夫か」という不安をアイデアのヒントにして、より適切な手法を選択して研究を進められるように成長し続けたいです。
また、本学科では、先生に気軽に今後の研究の方向性などについて相談できる環境が整っているので、助かっています。「一歩ずつしっかりと研究を進めよう」と先生からいただいた言葉を常に心に留め、一つひとつの成果を積み重ねることを意識しています。今後もこの言葉を胸に、目標に向かって邁進したいと思います。

医療機器の開発を通して社会に貢献したい

入学当初は漠然とものづくりの仕事をしたいと思っていましたが、4年間の学びを経て、将来は早期の治療、低侵襲治療などに関わる、医療機器の開発に携わりたいと明確な目標を見つけることができました。それは、特に興味のあった医工学について2・3年次の「ラボ・ワーク」での実験や制作を通して人体に関わる研究テーマに取り組めたこと、4年次の卒業研究で医療に関わる研究をさらに深めることができたからだと思います。
今後は大学院に進学し、4年間で学んだことを生かして医工学のより専門的な知識や技術を学ぶ予定です。そして、医療機器の開発を通して社会に貢献したいと思います。

  • 青学だからできる
    体験型重視の充実した
    カリキュラムで研究に励む

    理工学部
    機械創造工学科 4年
    上野 慧

OVERVIEW

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のロケット打ち上げに携わった方から直接お話を聞けることが、青山学院大学ならではだと話す上野さん。小さい頃からものづくりが好きで、英語も学びたいと思っていたことから、青山学院大学の本学科を選んだとのこと。英語の文献を読む機会が多く、実践的な英語能力を高められたことが自身の強みになったと語ります。「特許にまつわる職に就く」という将来の目標に向かい、研究に励んでいます。

インタビュー動画

※登場する人物の在籍年次や役職、活動内容等は取材時のものです。
※各科目のリンク先「講義内容詳細」は掲載年度(2021年度)のものです。

在籍している学部・学科

理工学部 機械創造工学科

理工学部は、数学、物理、化学といったサイエンスと、テクノロジーの基礎から最先端を学ぶ環境を整備しています。国際レベルの研究に取り組む教員のもと、最新設備を駆使した実験、演習、研究活動の場を提供するとともに、独自の英語教育を全7学科統一で実施。未来志向のカリキュラムにより、一人ひとりの夢と可能性を大きく広げます。
機械創造工学科は、”未来を創造する機械工学”をモットーに、4力学(熱、機械、材料、流体)を基盤とする5分野を展開。メカ・エンジニアリングに最新ソフトウェア技術を組み合わせた知見を養います。航空宇宙工学分野ではJAXA(宇宙航空研究開発機構)と連携するなど実体験重視のカリキュラムを編成し、学生一人ひとりが自ら創意工夫する力を育みます。

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