仕事で成し遂げたい夢は
未来で当たり前になる
価値の創造

掲載日 2021/10/6
No.104
法学部
法学科ヒューマン・ライツコース4年
今泉 啓
東京・私立関東国際高等学校出身

OVERTURE

本学の進路・就職支援は、1・2年次の早期から3・4年次の就職活動本格時期まで、一貫したサポートを行っています。働くことの意義を理解し、自分に合ったキャリア形成に向け、具体的な準備や行動ができるようサポートしていきます。4年間でステップアップし、電機メーカーの総合職の内定を決めた学生をご紹介します。

身近な理不尽な出来事に疑問を感じ
ヒューマン・ライツコースへ

人権について深く学べるヒューマン・ライツコースに大きな魅力を感じ、本学への進学を決めました。そもそも人権に関心を持ったのは、高校時代、級友たちと参加したオーストラリアでの語学研修がきっかけです。私が通っていたのは国際系の学校で、外国籍の生徒も多く在籍していたのですが、日本のパスポートは信頼性が高いためか、税関をすんなりと通過できる一方、中には、手続きに時間を要する外国籍の方がいました。ある外国籍の友人はいつも1時間くらい足止めされるのを見て、外見や国籍だけを理由にして、対応が露骨に変わることに理不尽な思いを抱いたのです。
本学入学後は、多様性の理解と人権の大切さを学び、視野を広げることができました。

特に関心を持った授業は「ヒューマン・ライツの現場」で、戦争や事件などの凄惨な映像を見たり、さまざまなジャンルのゲストスピーカーから直接お話を聞いたりしながら理解を深めていきました。たとえば、LGBTなど社会的マイノリティの方のお話により自分の考えの狭さに気づかされ、どのような人も暮らしやすい社会を実現しなければと痛感しました。またグループディスカッションも盛んに行なわれたので、さまざまな意見に触れ、自分と異なる考えから深い気づきを得ることもできました。

米国留学中に将来へつながるビジョンを獲得

身体を動かすことが好きなので、本学の公認愛好団体である「milfolhaフットサル愛好会」と「Leoneスポーツ愛好会」に所属しています。また新しいものを作り出すことにも興味があり、高校時代はフットサルクラブを立ち上げたり、文化祭向けの映画制作を企画したりしてきました。今では「未来で当たり前になる価値」を創造したいと考えており、就職活動はその夢を実現させるための活動という側面もありました。未来で当たり前になる価値の創造というアイデアは、大学入学3年目にアメリカで1年間の留学をした際の体験が原点になっています。学業とは別にホームレスの人たちに食品を提供するボランティアにも携わっていました。いくら配っても用意していた食品が余ってしまう事実に愕然としたことから、廃棄ロスをゼロにして自分たちより先の世代も幸せに暮らせる社会を作りたいと考えるようになりました。

milfolhaフットサル愛好会

理想を実現できる電機メーカーを志望し内定

内定をいただいたのは電機メーカーの総合職です。さまざまなアプローチにより時代を切り開く開拓者精神あふれるリーディングカンパニーで、主にITとプロダクトの両面から社会の変化に敏感に対応しています。企業理念に共感し、私も挑戦を続けながら目標を達成して、社会に貢献したいと考えて志望しました。しかし最初から電機メーカーに関心を寄せていたわけではありません。私はアパレルの店舗でアルバイトをしており、周囲には広告業界へ転身した方が多くいます。その影響から漠然と広告業界に憧れて志望したものの、自己分析や業界研究を進めるうちに、自分が進むべき道は別にあるのではないかと感じるようになりました。3年次の2月頃に参加した合同説明会でIT業界に興味を持ち、多くの企業にエントリーしましたが、思うような結果を出すことはできませんでした。

4年次のゴールデンウイーク中は、起きている時間のほとんどを自己分析に費やしました。自分の過去を振り返り、出来事やその折々で感じた思いなどをひたすら書き出していく地道な作業です。膨大な量の紙を文字で埋めながら、社会人として目指す方向を改めて定め直し、やがて自分の適性とやりたいことは電機メーカーにあるのではないかと考え、内定をいただいている企業には、5月の2次エントリーで応募しました。
社会人として仕事をしていけば今よりはるかに多様な人たちと関わることになるでしょう。さまざまな人たちと協力し合いながら、大学の授業を通して養った広い視野を生かして、物事を多面的に捉えて最適な解決策を生み出し、自分たちの次世代も幸せに暮らせる社会を目指して働こうと考えています。

自分を客観視し、仮説を立てて臨んだ就職活動

留学のために一年間の休学を挟んでいたので、ゼミナール(ゼミ)には所属せず、就職活動に力を注ぎました。進路・就職センターにはオンライン相談を通して、数え切れないほど模擬面接をしていただきました。面接の練習は数をこなして慣れることも必要ですが、職員の方から受けるフィードバックがとても重要になります。進路・就職センターの方は多くの学生と接し、企業ともつながりがあるので的確な意見やアドバイスを聞くことができました。気軽に相談できる環境があったからこそ、就職活動に向き合い続けられたのだと思います。
コロナ禍で苦労したのは、インターンシップから面接までほとんどオンラインで開催されたため、就活仲間と交流を重ねるのが難しかった点です。

圧倒的に情報が不足していたので、自分を客観的に分析するために、常に仮説を立て続けて補いました。具体的には、学内の友人や先輩などにESや面接練習を見てもらって自分に足りない要素を探したり、面接練習の音声を後から確認して論理的に回答できているかを見直したりしていました。またSPI対策も、いつ頃からどのくらい勉強しておくのが良いかを実施時期から逆算して考え、効率的に臨むなどして自信へとつなげていきました。
就職活動では絶対に諦めず、準備を怠らないことが重要です。私は早くから対策していたにもかかわらず、就職活動が本格化した時期には後から始めた人たちに追い越され、悔しい日々を送りました。それでもエントリー数を増やし、客観的な分析をもとに面接練習や対策を続けた結果、自分の志望している企業から内定をいただくことができました。これから就職活動をされるみなさんも、上手くいかない時こそ自分を信じ、最後まで乗り切ってください。

今泉さんの就職活動スケジュール

  1. 〈3年次〉 2020年5月

    就職情報提供会社主催の就活オリエンテーション参加

  2. 〈3年次〉 2020年6月

    インターンシップ応募(5社程度)

  3. 〈3年次〉 2020年7月

    インターンシップ応募(10社程度)

  4. 〈3年次〉 2020年8月

    インターンシップ参加(2社)

  5. 〈3年次〉 2020年9月

    インターンシップ参加(2社)

  6. 〈3年次〉 2020年12月

    インターンシップ参加(1社)/SPI非言語対策開始

  7. 〈3年次〉 2021年2月

    SPI非言語教科書を3周完了する/第一志望群の選定
    先輩からのエントリーシート(ES)添削

  8. 〈4年次〉 2021年6月

    内々定をいただき就職活動終了

進路・就職センター職員からのメッセージ

進路・就職センター 出口 裕子

今泉さんへ
模擬面接で、回数を重ねるごとに、成長が感じられました。ご本人が自身に向き合い、企業研究もして、しっかりと伝えられた結果だと思います。

就職活動に臨む皆さんへ
学生の持っている良いところ・気づいていない部分を引き出してあげたいという思いで面談しています。社会人やキャリア支援のプロと話す機会は少ないと思いますので、気軽に利用してほしいです。

法学部 ヒューマンライツ学科

AOYAMA LAWの通称をもつ青山学院大学の法学部には、「法学科」に加え、新たに2022年4月開設予定の「ヒューマンライツ学科」があります。ヒューマンライツ学科は、人権問題の解決のためという目的意識をもって、法および隣接分野を学びます。
人権の保障は、国の最高法規である憲法で掲げられているだけでなく、国際社会の普遍的な価値として認められています。本学科では、社会のさまざまな人権問題の解決・改善のために法をどのように活かしていけるかを意識的に学び、かつ、政治学、経済学、公共政策などの観点からも学際的にアプローチします。

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