被災地でのボランティアを
通して感じた、見えづらい
部分に気づく大切さ

掲載日 2021/8/12
No.92
コミュニティ人間科学部
コミュニティ人間科学科2年
阿部 航大
神奈川県立茅ケ崎北陵高等学校出身

OVERTURE

コミュニティ人間科学部では、日本国内の地域を活性化し、その地の持続的な活動が行われるよう、地域社会や行政について理解を深め、より良いコミュニティ創造に寄与する力を培います。2年生の阿部航大さんは、同じ学部の学生と共に参加した被災地の学童ボランティアを通して、将来の目標につながる大きな気づきを得たといいます。

地域を学ぶことで得られた新たな視点

将来は子どもを支援する仕事に就きたいと考えていたため、子どもの現状や課題を学べる本学部への進学を決めました。授業では、学校から見た子ども、家庭から見た子ども、地域から見た子どもというように、多面的に子どもの様子や教育、課題を学んでいます。
本学部で学ぶ最大のメリットは、地域に焦点を当てて学べる点だと思います。入学前には気にも留めず、目にも入らなかった、自分が住む地域の多くのことが見えてくるようになりました。身近にあった当たり前が、他の地域を学ぶことで当たり前ではないと気づくことができます。この気づきによって自分の関心の幅が広がり、多角的な視点を得られました。

被災地ボランティアで見えた支援のニーズ

「青少年活動支援原論」では、青少年の行動特性や心身の状況、学習支援に関する教育理論、学習プログラムの設計などを学びます。行政や団体が行っている活動や、青少年に関する法律を学び、新たな知見を得られました。将来、自分が行政として子ども支援をするならば行うであろう、具体的な活動のイメージを持つことができたのも、自分の糧となったと感じています。
また、授業とは別に、1年次の夏に岩手県宮古市で行ったボランティア活動では、震災に関する学習や、夏祭りのお手伝い、学童での学習支援を行いました。被災地の子どもたちの元気な様子を見て考えさせられたのは、その元気な姿とは裏腹に、なんらかの形で震災の被害を受け、それを乗り越えて今の姿があるのではないか、または今も苦しい状況下にあるのではないかということです。そして、同様に自分の身近な場所にも、見えない部分で助けを求めている子どもたちがいるかもしれないということです。それまでは漠然と子どもに関わる仕事を希望していましたが、この経験を通して、将来、子どもたちを支援する職に就きたいという気持ちがより強くなりました。

ボランティア活動の一環で
児童養護施設の子どもたちへ送ったプレゼント

学ぶほどに広がる選択の幅と将来の目標

青少年支援を行っている行政や団体の活動内容、それぞれの理念や行動目標を学び、多くの人が子どもたちのために活動を起こしていることを知りました。地域で活動する多くの団体を知るたびに、自分の関心の幅が広がり、将来の選択肢も増えています。卒業後は公務員や独立行政法人の職員として働きたいと思っていますが、具体的な目標については、今後じっくり考えていきたいです。

※登場する人物の在籍年次や役職、活動内容等は取材時(2020年度)のものです。
※各科目のリンク先「講義内容詳細」は掲載年度(2021年度)のものです。

インタビュー動画

在籍している学部

コミュニティ人間科学部

2019年4月、相模原キャンパスに、青山学院大学の11番目の学部としてコミュニティ人間科学部が誕生しました。この学部は、青山学院のスクール・モットー「地の塩、世の光」を体現して、地域貢献・社会貢献を強く意識した学部です。地域社会を、自律的な行動ができる人びとによって構成される「コミュニティ」にしていくこと、そのために人びとを支援すること、学生自身がそのような人間になっていくことをめざしています。地域社会と人々に関わる「子ども・若者活動支援」「女性活動支援」「コミュニティ活動支援」「コミュニティ資源継承」「コミュニティ創生計画」の5つのプログラムを設け、多様な実習を行い、さまざまな世代の人たちと一緒に互助・共助の理念のもとに活動し、「コミュニティに向き合える人間」を育成します。

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