マーケティングの理論と
実践知を身に付ける

掲載日 2022/2/1
No.133
経営学部
マーケティング学科
代田 遥/速水 一樹
  • 基礎科目から実践まで
    幅広く学ぶほど気づく
    マーケティングの奥深さ

    経営学部
    マーケティング学科 2年
    代田 遥
    神奈川県立相模原高等学校出身

OVERTURE

ビジネス戦略の核として欠かせないマーケティング。さらにその考え方は私たちの日常生活に少なくない影響を与えています。マーケティングや広告を学びたいと考え本学に入学した代田さんは、マーケティングの基礎を学びながら、自分の考えや意見をまとめ、発信していく面白さに気付いたと言います。そんな代田さんがこの先深めていきたい学びについてご紹介します。

舞台芸術の分野から芽生えた広告への関心

小さい頃からバレエを習っており、舞台の宣伝用のポスターや広告を目にする機会が多くありました。ポスターやチケットのデザインは、集客にどのような影響があるのだろうと興味が湧き、注目を集めるための印象的な広告を作ってみたい、広告について詳しく学んでみたいと思うようになったのです。高校生の頃には就職先として広告代理店を視野に入れていたこともあり、広告やマーケティングを学ぶために経営学部マーケティング学科を選びました。
また、もうひとつの志望動機として「SBSL(経営学部学生リーダーズ)」の存在があります。経営学部での学びを生かし、青山学院大学の魅力を発信し、高める学生団体で、オープンキャンパスの運営なども手がけています。

私が高校生の頃オープンキャンパスに参加した際、団体に所属する先輩方がとても生き生きと輝く姿に魅力を感じました。私も大学に入学したら、先輩方のようなキャンパスライフを送りたいと強く思いました。
大学に入学するまで、自分から積極的に意見や考えを発信するのは得意な方ではありませんでした。そんな苦手を克服したいと考え、自分の考えを発信する訓練ができるような科目を意識して履修しました。1年次に受講した「フレッシャーズ・セミナー」は、“大学における学びの作法”を体験的に学べる授業です。さまざまな学部の学生が集まり、プレゼンテーションやディベートを行う演習形式の授業で、周りの意見を聞き、自分の考えを発表することを通して大きく視野が広がりました。

実践を重ね、考えを形にしていく面白さ

マーケティング学科の必修科目である「マーケティング・ベーシックスA」は、とても印象深い授業でした。授業協力企業から提示された課題に対して、学生がグループ単位(4〜5人)で課題解決に取り組むPBL( Project Based Learning:課題解決型学習)方式の授業です。昨年度は、新型コロナウイルスの影響でオンライン中心の授業となりました。これまで話したことのない相手とグループを作り、画面越しに対話をすることに難しさも感じましたが、新たなコミュニケーション力が身に付いたと実感しています。授業は2限連続となっており、1限目にまずマーケティングの基礎や理論を中心に学習します。2限目ではその学びをもとにグループに分かれて意見を出し合い、グループとしての考えをまとめていくという流れです。
昨年はあるスポーツメーカーの協力のもと、マーケティングプランナーとして健康や環境に関する企画への参加者募集方法という課題が提示され、解決策を検討しました。

3回の授業につき1回発表を行うのですが、メーカーの社員の方から学生のプランニングについての講評などをうかがいます。実際に企業で働いている現場の方々の声をうかがえるのはとても参考になりますし、大学の授業ならではの魅力だと感じました。立案した企画が予算内で実現可能かどうか、本当に消費者のニーズに合致しているかというリアルかつシビアな面も検討でき、企画を実際に展開する上での新たな視点を養えたと思います。

難しいからこそ感じる奥深さと学びがい

発表を重ねることで他グループの長所を取り入れたり、工夫すべき点を検討したり、一人で考える場合とは異なる見方ができるので、成果物も考えも深まっていきます。「マーケティング・ベーシックスA」の授業では、ブレインストーミングの段階でも、発表を検討するグループワークの中でも、自分の意見をしっかり伝えられるようになったと感じています。考えをきちんとまとめて相手に伝わる発言ができるようになったのは、グループワークなど実践的なトレーニングを積み重ねてきたからだと思います。
今まで学んだ広告・マーケティングについて、今後はさらに深めたいと思い、所属先のゼミナール(ゼミ)を検討しているところです。「マーケティング特殊講義A」の授業では、国内外のさまざまなCMを比較検討し、ターゲットの違いなどを考えていきました。消費者の感性に訴えるCM、機能性をアピールするCMなどさまざまなものがありますが、いずれも作り手の工夫と意図があることが見えてきました。とても奥深く、難しい世界なのだと思いますが、やりがいもあるのだろうと思い、やはり広告業界に魅力を感じています。アウトプットの機会が多いので、さらに企画を考え、手を動かし、実践を重ねて、広告・マーケティングへの理解を深めていきたいです。

※学びの特色とカリキュラム(マーケティング学科)はこちら
※ゼミナール紹介(マーケティング学科)はこちら

  • 実務を見据えた理論を学び、奥深いマーケティングの世界を追究したい

    経営学部
    マーケティング学科 3年(2020年度取材当時)
    速水 一樹
    東京・私立東京都市大学付属高等学校

OVERVIEW

お話を聞いた速水さんは、本学科で学ぶうちに留学や大学院を志すようになったといいます。マーケティング学科の友人は何事にも果敢に挑戦する人が多く、良い刺激を受けて自身も積極的になったと話してくれました。本学科の魅力は、理論だけでなく実務を意識できる授業が用意されている点。1年次に受講した授業では、企業の方の前で経営課題に対する解決策を発表する機会があり、自身に不足していることや今後学ぶべきことに気付けたということです。

インタビュー動画

※登場する人物の在籍年次や役職、活動内容等は取材時のものです。
※各科目のリンク先「講義内容詳細」は掲載年度(2021年度)のものです。

経営学部マーケティング学科

青山学院大学の経営学部は、経営学科・マーケティング学科の2学科が連携し、会計、商学、ファイナンス、データ科学といった経営に関わる諸テーマを広範かつ体系的に学ぶことが可能です。国際化とデジタル化の進展に対応すべく、語学力やデータ分析力の習得にも注力し、国際的な視野で時代を切り拓くマネジメントスキルを育成します。 マーケティング学科では、時流に流されない基礎理論をしっかり学び、その上で人々が幸福に生活できる在り方を追求する、これが「青山マーケティング」の理念です。マーケティング学科では、いつまでも色あせない理論と、それを生かすための知識やスキルを身に付けることで、あらゆる社会で生かせる力を養っていきます。

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*掲載されている人物の在籍年次や役職、活動内容等は、特記事項があるものを除き、原則取材時のものです。

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