将来を模索していた私が
経営学科で見定めた
公認会計士という目標

掲載日 2022/8/15
No.170
<2022年度 学業成績優秀者表彰 最優秀賞受賞>
経営学部
経営学科 4年
蓮沼 あやか
埼玉・私立浦和明の星女子高等学校出身

OVERTURE

志望学部や学科を決める際、卒業後どのような仕事に就きたいかというビジョンは大きなファクターのひとつです。しかし、高校生の間に将来の夢を定める必要は、必ずしもありません。「将来の自分を設計するヒントを得たい」と経営学科に進んだ蓮沼あやかさんは、本学での学びを通して公認会計士という目標を見つけました。

1年次の必修科目で会計学のおもしろさを知る

大学受験直前まで理系か文系かで迷っていた私は、「学びの幅」が広いと感じて本学の経営学部経営学科に進学しました。ここで自分が興味を持って深く学びたい学問分野を見つけようと考えたのです。
その出合いは早々に訪れました。1年次に履修した「アカウンティング基礎Ⅰ」で、仕訳の方法や財務諸表の作成手順などを学んだ時です。企業は外部から集めたお金を使って投資し、利益を得るという活動を日々行っていますが、このプロセスと結果をまとめて報告するツールを会計(アカウンティング)と呼びます。この会計の基礎を学ぶうち、社会や会社の仕組みに興味が湧くようになりました。もともと数学が得意だったこと、さらに日商簿記検定3級を1年次で取得した達成感から、公認会計士になりたいという目標ができたのです。
2年次以降は、財務会計論、管理会計論、制度会計論など会計学に関する講義を中心に履修し、将来に向けて研鑽を積んでいます。

日本語と英語の両方で「伝える技術」を磨く

会計学以外では、プレゼンテーション(プレゼン)とコミュニケーションのスキルを身に付けることを意識して取り組んでいます。
マネジメント基礎B」は、特定の課題に対してグループワークを行い、後日プレゼン大会で順位を競い合うという講義です。もともと大勢の前で話すと緊張から頭が真っ白になってしまう性格だったのですが、入学した時に“これからは苦手なことにも挑戦しよう”と決心していました。ディスカッションでは自分の意見を明確に伝えるよう努め、プレゼンターも積極的に担当し、回数をこなすことでプレゼンのコツを覚え、苦手意識がなくなりました。
さらに、「コミュニケーション特論Ⅰ」では、英語でのグループワークやプレゼンに挑戦しました。最初は苦戦しましたが、次第に簡単な言葉だけでも十分に伝えられることや、身振り手振りなどでより理解しやすくできることに気づきました。また、先生がプレゼンの様子を動画で撮影して公開してくださったので、それを見返すことで、声の大きさや話す速度は適切か、アイコンタクトができているかを客観視し、次のプレゼンに生かすことができました。
これらの経験を通して、自分の意見を持ち、それを日本語でも英語でも相手にわかりやすく伝える技術が身に付いたと感じます。

コミュニケーション特論Ⅰの授業でプレゼン中

身近で教訓に満ちたキリスト教の学び

「本学独自の全学共通教育システムの青山スタンダード科目」では「旧約聖書と人間」の授業が印象に残っています。旧約聖書では信仰の世界が展開されていると同時に、個性豊かな人間像が描かれています。授業では登場人物に焦点を当てながら、旧約聖書における思想やそれが現代で持つ意味について理解を深めていきます。聖書を読むと一人一人の感情がまるで自分事のように感じ、場面に応じてその人の立場になって物事を考えられるようになりました。さまざまな人物について学んでいく中で、自分や周りの人を愛する気持ちを育むことができたと感じ、自分自身の精神的な成長にもつながりました。また、私はこの授業を受講したことで、人の悲しみは多くの段階を経て、徐々に受け入れられていくことに気づきました。もし、身近に、悲しみに沈んでいる人がいたら、すぐに元気になってほしいと思って行動するのではなく、その人の気持ちの変化に合わせて、焦らず寄り添うことが大切なのです。キリスト教の学びを通して得られる教訓は、悩みの解決の糸口になったり、日々の何気ない出来事に重なったりと、私たちの身近な暮らしの中で生きるものだと実感します。

学業成績優秀者表彰を受け、茶道部では部長を務める

卒業する際に胸を張って学生生活を振り返れるよう、私は、一つ一つの講義と真摯に向き合い、積極的に興味や疑問を持つことを心がけています。そのため、講義は集中して深く傾聴し、口頭で説明してくださったことも細かくメモします。先生方と日頃からコミュニケーションをとり、不明点を質問するなどして理解度を高めています。こうした姿勢が実り、2020年度、2021年度、2022年度と学業成績優秀者表彰で受賞することができました。
学業に励む傍ら、部活動では文化連合会茶道部に所属していました。茶道はお点前をする亭主のみならず、同じ空間で補助する仲間全員が心を合わせて客人をもてなします。3年次に私は部長を務めていたのですが、当初は「リーダー経験のない自分に務まるのだろうか」という不安が先立ちました。それを払拭できたのは、信頼関係で結ばれた仲間の存在があったからです。部員一人一人がリーダーシップを発揮し、助け合う関係が構築されていたこともあり、皆と一緒なら私にもできると覚悟が決まりました。茶道部での活動は、「誰もがサーバント・リーダーになることができる」という気づきをもたらしてくれました。

茶道部の夏合宿

卒業後は公認会計士として社会に貢献できる人材へ

経営学科では文系・理系の分類の壁にとらわれない多種多様な開講科目から、自分が興味を持って積極的に学べる分野を見つけることができます。私はこの恵まれた環境で、公認会計士という将来のビジョンを導き出すことができました。卒業後は公認会計士として社会に貢献できる人材になるべく、努力を惜しまずに邁進するつもりです。ゆくゆくは税理士登録も行い、仕事の幅を広げたいと夢は膨らんでいます。
本学科は、夢を実現させるための知識やスキルがしっかりと身に付く場所であり、将来を模索中の人にとっても、多くの選択肢を示してくれる場所だと実感しています。

インタビュー動画

※各科目のリンク先「講義内容詳細」は掲載年度(2022年度)のものです。

経営学部 経営学科

経営学部は「マネジメント」(経営管理)を中心に学ぶ学部です。青山学院大学の経営学部では、優れた研究者が教員として揃う質の高い教育環境のもと、企業や組織、ひいては個人をマネジメントするために必要な経営学の知識を、体系的に身に付けられるカリキュラムを用意しています。デジタル化時代に応えるべくデータ分析にも力を入れており、その学びを通して論理的思考力を養います。
半世紀の歴史を刻む経営学科では、企業や組織におけるマネジメントに普遍的に求められる先端理論と実践技術を身に付けます。経営・会計・マーケティングの基礎的学習を踏まえ、多様な専門科目を履修することで、より深くマネジメントを学ぶことが可能になります。企業の社会的責任や企業倫理の重要性を理解するとともに、演習などで主体的な学習を重ね、研究成果をまとめる技術も手にします。

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