入念な準備で発見できた
本当にやりたい仕事

掲載日 2021/9/29
No.103
理工学部
化学・生命科学科4年
小久保 澪
神奈川・私立山手学院高等学校出身

OVERTURE

本学の進路・就職支援は、1・2年次の早期から3・4年次の就職活動本格時期まで、一貫したサポートを行っています。働くことの意義を理解し、自分に合ったキャリア形成に向け、具体的な準備や行動ができるようサポートしていきます。4年間でステップアップし、専門商社への内定を決めた学生をご紹介します。

相模原キャンパスでの学び、青山キャンパスでのサークル活動、
多忙で充実した大学生活

中学時代から化粧品の開発に携わる夢があり、関連が深い化学と生命科学のどちらも学べる化学・生命科学科(以下、化生)に入学しました。化学と生命科学の領域は独立している大学が多いなか、両方を学べる青山学院大学は自分にぴったりだと感じました。現在は宮野雅司先生の研究室に所属して卒業研究で使う脂肪酸を活性化する酵素を、温泉の熱水中で見つかった高度好熱細菌の遺伝子で組換えた大腸菌で作らせ、できた高熱で安定な酵素を煮てミリグラム単位で大量精製しています。私が所属する学科では、実験科目がたいへん重視され、私自身、1年次から力を入れてきました。完成度の高いレポートを作成するため、実験に対して真剣に取り組むのはもちろんのこと、実験方法や対象物の変化を細かく記録し、毎週図書館に通って参考文献を探していました。

小久保さん 前列右から3番目

実験内容を正確に把握し、実際に行った過程や結果から考察した内容を記述するには、日頃の授業もしっかり理解しなければなりません。また例えば生命科学の実験であっても、物理化学など他分野で学んだ内容も用いるため、常にさまざまな方向にアンテナを張っておく必要もあります。低年次から専門性を鍛えてくれる化生で学んだおかげで、主観にとらわれず客観的な視点から物事を捉える力を身に付けることができたと実感しています。
相模原キャンパスで学ぶ一方、青山キャンパスのフラサークル「Uluwehi(ウルヴェヒ)」でも活動していました。全国大会では2年次に「第8回カレッジフラコンペティション2019 団体部門優勝」、3年次に「第9回カレッジフラコンペティション2020 大学生団体部門準優勝」の実績をあげたほか、学園祭や学外イベントなどにも数多く出演しました。練習は基本的に週2回ですが、大会前は週4回に増えるので前期の間はほぼ毎日、青山キャンパスへも通わなければなりません。あまりの忙しさに大会参加への迷いもありましたが、後悔はしたくなかったので「やろう」と決意してからは、勉強もサークル活動もそれまで以上に力を入れるようになりました。
1年次の春休みにはハワイへ出かけ、現地の方の踊りを見たり、歌詞に出てくる場所の空気に触れたりして学んだこともあり、とても思い出深い経験になりました。サークル活動を通して得た一番の学びは、ひとつのことにとことん打ち込み、最後まで責任を持つことの大切さです。

徹底的に自分と向き合い希望職種を変更

就職活動は3年生になった直後から始めました。当初は化粧品業界のマーケティングでの活躍を念頭においていましたが、途中で希望職種を変更して専門商社からシステムエンジニア職の内々定をいただきました。変更の理由は就職活動で得たさまざまな情報をもとに改めて自己分析を行い、自分の適性と希望を見つめ直したからです。化粧品に関わるお仕事をされているOB、OGの方々からお話を聞いたところ、マーケティング職に就くにはほとんどの場合、まず営業職の経験を積み、成績を競うという現実を知りました。果たしてそれが本当にやりたいことなのかと深く自問した結果、多様な分野の人たちとコミュニケーションを取りながらチームで何かを作り上げたいと思うに至り、どの企業にも必ずあるオフィス関連のITサービスを扱う企業に絞ることにしました。

また幼い頃からの自分を徹底的に振り返るために母とも話をし、私一人では決して思い出せなかったようなエピソードも聞くことができ、自分の性格や人格形成のきっかけなどを明確に把握したおかげで、面接で何を聞かれても答えられるようになったと感じています。

コロナ禍での活動を支えてくれた
友人、家族、進路・就職課

就職活動の期間がコロナ禍と重なったため、学校へ行けず、友人と直接会って情報共有もできない時期が長く続き、ひとりで考え込んでしまうこともしばしばでした。それでも家で親に話をしたり、友人と電話などで積極的に連絡を取りあったりして気分転換もするように心がけていました。
説明会もコロナ禍ということで、すべてオンラインによる開催でしたが、実際に訪問しなくても、さまざまな企業の説明会に気軽に参加できたので、この点は大きな強みになったと感じています。面接に関しては、進路・就職課の方と練習を頻繁にさせていただいたおかげで、自信につなげられました。進路・就職課では、面接の練習以外にもさまざまな話題について相談させていただき、私の顔と名前を職員のみなさんに覚えてもらえるほど、本当に毎日のようにお世話になっていました。

諦めずにやり切った就職活動
理想は誰からも頼られる人物

現在行っている卒業研究は、同じ卒研生同士で協力・議論はしますが、最初から最後まで自分ひとりで一から予定を組み、自分ですべてを準備して進めなければならず、実験結果は失敗を含めてすべて実験ノートに記録して報告するというプロセスがとても重視されます。この研究内容は将来に直接つながるわけではありませんが、仕事をするうえでもお客様から案件をいただき、納品や運用するまでの過程を大切にする姿勢と深く関わるものだと考えています。また働きやすいオフィスづくりのサポートをするためには、お客様だけでなくチームを組む社内の方からも頼られる存在に成長したいという思いも抱いています。そのためにも少しでも早く一人前になれるよう、SEとして基礎的な技術力を身に付ける勉強を始めました。
就職活動を始めると書類や面接の結果で毎日のように感情が浮き沈みし、精神的に疲れてしまうこともあります。私もお祈りメールが来るたびに落ち込んでいました。

けれど受けた企業すべてから内定をもらえる学生は全くと言って良いくらい、いないと思います。どんなに優秀な学生でも企業との間に相性の良し悪しがあるのは当然です。望まない結果だった場合、反省は大切ですが、くよくよする必要はありません。前向きに最後まで諦めないでやり抜くことが、何よりも大切だと私は信じて乗り切りました。これから就職活動をする後輩のみなさんも、粘り強く取り組んで、ご自身の思い描く将来像をぜひとも実現させてください。

小久保さんの就職活動スケジュール

  1. 〈3年次〉2020年 4月

    進路・就職オリエンテーション参加

  2. 〈3年次〉2020年 7月~

    インターンシップ参加

  3. 〈3年次〉2020年 11月~

    秋季インターンシップエントリー

  4. 〈3年次〉2021年 2月~

    化粧品およびIT業界のOB・OG訪問
    IT業界へ希望職種を変更し、
    IT企業限定の合同説明会に参加
    本選考開始
    1社目内々定
    適性試験の勉強を本格化

  5. 〈4年次〉2021年 4月~5月 

    改めて自己分析を行い、エントリーシート(ES)を書き直す

  6. 〈4年次〉2021年 6月

    志望企業から内々定をいただき、就職活動を終了

在籍している学部

理工学部 化学・生命科学科

理工学部は、 数学、物理、化学に基づくサイエンスと、電気、機械、情報といったテクノロジーの分野を通じ、基礎から最先端を学ぶ環境を整備しています。国際レベルの研究に取り組む教員のもと、最新設備を駆使した実験、演習、研究活動の場を提供するとともに、独自の英語教育を全7学科統一で実施。未来志向のカリキュラムにより、一人一人の夢と可能性を大きく広げます。
化学・生命科学科では、有機化学、無機化学、分析化学、物理化学、生命科学の5分野についてについて学びを深めます。先端の研究設備を用いて行う実験・実習や多彩な講義を通じて、研究者や技術者に必要な専門的知識・技術・手法を習得。有機EL照明をはじめとする工業化学や新しい遺伝子関連のバイオテクノロジーなど、最新分野にアプローチできます。

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