“自信のない自分”と
決別して、前向きに
トライできるように

掲載日 2021/2/22
No.61
経営学部
経営学科4年
中江 里帆
福岡・私立西南女学院高等学校出身

OVERTURE

本学の進路・就職支援は、1・2年次の早期から3・4年次の就職活動本格時期まで、一貫したサポートを行っています。働くことの意義を理解し、自分に合ったキャリア形成に向け、具体的な準備や行動ができるようサポートしていきます。
4年間でステップアップし、九州旅客鉄道株式会社への内定を決めた学生をご紹介します。

Uターン就職しようと思ったのはなぜですか?

シンガポールへ旅行した際に、現地の方から「どこから来たの?」と聞かれ、「九州から」と答えると、「どこそれ? 東京? 何?」と言われました。東京は非常に魅力的な都市ですが、負けないくらい九州にもたくさんの魅力があります。海外の方々に知られていないのであれば、知ってもらえるような仕事がしたいと思い、Uターン就職を意識し始めました。

将来イメージを描いた
きっかけを教えてください。
また、地元(地方)で
働く魅力はなんですか?

内定先は鉄道やバスの運行だけではなく、駅ビル、不動産、金融、飲食など、多角的に事業を展開しています。入社後、この会社で多くの経験が積める点に興味をもちました。また、社員の方々がイキイキと働いている姿にも惹かれ、九州に根づいた内定先で、地元に還元したいと思い志望しました。もちろん東京にいても貢献はできますが、その思いを強く抱いて働けることがUターン就職の魅力だと思います。

就職活動の中で、
どのようなことを心がけ、
実践しましたか?

教授をはじめ多くの大人たちと話す機会があり、社会の仕組みや経済の話などを伺えたことが、大きなアドバンテージになりました。また、自分が大人にどのように評価されるのか知ることができたのも良かったと思います。チャレンジもせず、自分には無理だとあきらめようとした私に「やってみないとわからないよ」と、背中を押してくれた友人のアドバイスにも救われました。その言葉で自信をもって面接にも臨むことができ、ありのままの自分を表現できたことが内定につながったと自己分析しています。

これからの
夢や抱負はなんですか?

夢は九州の知名度をもっともっと高めることです。九州各県にはそれぞれの街のカラーがあり、おもしろみがあり、豊かな食の文化があります。その良さを国内はもちろんのこと、海外にも発信していきたいです。いずれは世界への架け橋になりたいと思います。

※所属学部・学年は、2019年度取材当時の表記です。

私の成長のステップ

1年次は履修科目の選択や時間割の作成など、すべてが自己責任となる大学の難しさに驚き、高校とのギャップに戸惑った1年間でした。初めてのひとり暮らしでホームシックにもなりましたが、生活に慣れるにつれ、自由な時間をどのように使うかワクワクしていました。

2年次はボランティアサークルに所属し、インドで家を建てるプロジェクトに参加しました。日本では当たり前だと思っていたことが世界の常識ではないと知り、改めてボランティアとは何かを学びました。

3年次は自分の英語が通用するのか挑戦したくて、海外へひとり旅に出ました。その旅で九州の知名度の低さにショックを受け、Uターン就職を考えるようになりました。思っていたより地元愛が強かったです。

数字は苦手でしたが、社会に出た時、会計は絶対に必要だと感じ、3年次から尹先生の会計ゼミナールに所属しました。4年次に、「JR九州と西日本鉄道の会計分析」をテーマに卒業論文を書き始めるようになって、会計のおもしろさを実感しました。

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*掲載されている人物の在籍年次や役職、活動内容等は、特記事項があるものを除き、原則取材時のものです。

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