経営学部 マーケティング学科
マーケティングデータ分析

横山准教授からの
Message

経営学部 マーケティング学科 准教授
横山 暁(よこやま さとる)

マーケティング学科では、Project Based Learning (PBL)形式の授業を取り入れて、問題の発見と解決の能力を養います。横山ゼミでは、文系ではめずらしくデータ分析中心の研究を行っています。実際の企業データを扱い、実践力を身に付けていきます。

Q.ゼミナール(ゼミ)での研究内容について教えてください。

 マーケティングにおけるデータ分析を行っています。データの分析方法やその利用方法を学ぶことで、1~2年次で学習したマーケティングについて理解を深める内容です。
 ゼミに入るとまず、コンビニのPOSデータ(レジで記録される商品名、時間帯、価格、店舗の場所など)を使ってデータ集計・分析の基礎を学びます。その後も実際の企業から提供されたデータを分析し、どうしたらもっと売り上げが上がるか、どのような商品が求められているかなど、施策の提案まで実践的に取り組んでいきます。
 また、学外のマーケティングデータ分析のコンペティション(コンペ)にも参加することがあります。この夏は、調査会社主催の学生向けコンペに参加しました。大手企業へのアンケート結果のデータや消費者の購買履歴データを使って、与えられたテーマに対する施策の提案を行いました。

Q.ゼミ生たちの学びの姿勢はいかがでし ょうか?

 ゼミに入った当初は、「データ分析なんて難しくてできない」「Excelが使えない」という学生が多いのですが、実際のデータを分析していくにつれて、データ集計や見方の勘所をつかんでいきます。しっかり自分で考えて、積極的に研究を進めていける学生が多いです。

 

Q.学生を指導する際に心がけていることや、伝えたいことは?

 データ分析を行う際には、いつも良い結果が出るとは限らず、むしろ良い結果が出ることのほうが少ないものです。それでも諦めずに繰り返し分析することが大切だということを、指導の中で伝えるよう心がけています。
 企業は、データを分析できる能力やそれに基づく意思決定ができる人材を求めていると感じています。横山ゼミで目指しているのは、まさにそのようなスキルを身に付けた人材の育成です。文系のゼミなので、高度に数学的な知識を使うのではなく、データを用いて仮説の検証や分析を行うことに重きを置いています。その結果、マーケティングに限らず、どのような分野でも活躍できる論理的思考力を鍛えていくことができると考えています。学生には、社会に出たら「顧客にとって必要なこと」を考えられるようになってほしいです。

ゼミ学生からの
Message

経営学部 マーケティング学科4年
東京・私立青山学院高等部出身
横山ゼミ学生永田 佳奈さん

 大学ではただ講義を聴くだけではなく、社会で役立つ実践的な授業を受けたいと思っていました。大手企業から、商品企画についてのフィードバックが得られるPBL形式の授業に憧れて、マーケティング学科を志望しました。そして、データの内容が企画内容に大きく影響することに興味を持ち、自分でデータ分析を行える横山ゼミに入りました。

 ゼミでは、期待通りに実践的な学びができています。企業から提供されたデータを基に、グループワークで施策を提案していきます。例えば、今取り組んでいる研究では、2~3人ずつに分かれて分析を行っています。私のグループのテーマは「どうすれば美容院の客単価が上がるか」。美容系ECサイトのデータを分析し、40代女性の客単価が高いことが分かりました。40代は子育て世代であることに着目し、親子での施術を割引するサービスなどを提案していきます。
 横山先生は、とても気さくな先生です。ゼミのグループワークを通して、一人では気付けない多くのことを学ぶことができています。

※この記事は、大学広報誌AGU NEWS No.95(2019年11月30日発行)に掲載されています。
※登場する人物の在籍年次や役職、活動内容等は取材時のものです。

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「経営学科」と「マーケティング学科」の2学科体制で、現代経営学の最先端拠点を目指します。 本学経営学部は、21世紀を見通す長期展望のもと、2009年度より、企業の視点で考える「経営学科」と消費者の視点で考える「マーケティング学科」の2学科体制を敷き、企業と社会(消費者)という、ふたつの方向から現代の経営を照射し、その飛躍、発展に資する先端的な研究・教育拠点を目指します。 50年の歴史と伝統を持つ「経営学科」では経営のプロに普遍的に求められる会計・金融・マネジメントにおける先端理論と実践技術を提供します。 「マーケティング学科」では本学が立地する“青山”という国際性、創造性に富んだ地の利を活かして、消費者が真に求める文化、情報、感性といった面をビジネスに導き入れ、独自のマーケティング学“青山マーケティング”の確立を目指しています。 2学科は学問的成果を共有し、ビジネスの最前線情報に接することができる授業を充実させるなどして、氾濫する情報に踊らされることなく、自ら意思決定を行い、未来を切り拓く力を養っていきます。

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